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さとう自然農園のブログ

仙台でソーシャルファームを目指している農園のブログです

自分自身の経験と障害者の現状を知り、私は農業を通して障害者の就労支援をしたいと考えました。

私自身が農業が好きだったことと自然と触れ合うことでセラピー効果があると思ったからです。

まずは、知り合いにNPOを紹介していただき、最大8人程度までの作業受け入れを開始しました。

実際に就労支援のお手伝いをして、ふと思うことがありました。

一農家としてお手伝いできる障がいのある方は限られる。
農家同士、農家とNPOのような支援団体がつながれば、支援の幅が広がるのではないかと。
でも、リハビリの仕事しかしてこなかった私はどう行動すればよいのかさえ”ちんぷんかんぷん”の状態。

そう思っていると、近くで新規就農された方や就農予定の方から「ソーシャルファーム(障がいのある方など社会的に不利な立場にいる方の就労支援を行うビジネスのこと)や障害者就労に興味がある」という話が出たではありませんか。

同じ頃、東北農業トレーニングセンタープロジェクトなるところで東京で会社を経営されている方とも知り合い、「ソーシャルファームに興味のある農家等と繋がって、ソーシャルファームバレーとして活動するのはどうだろう?」というアドバイスをもらいました。

そこで、
1)
障害者の就労支援を受け入れるために自分自身も含めソーシャルファームに取り組む(取り組みたい)農家の経営をまずは安定させること
→共販という仕組みなど作る

2)
(障がいの有無にかかわらず)農業経験のない人をすぐに受け入れることが難しい農家もいるので、障がいのある方を「研修」や「体験」に近い形で受け入れるところが必要なこと

3)
2)である程度農業技術を身に着けた方を農家に派遣する仕組みを作ること

4)
民間企業等で障害者の就労支援が進まないことにはもしかすると双方の理解が不足しているかもしれないという仮設を基に、障がいのあるなしに関わらず、交流できるイベント等を行うこと

がまずは必要だと考えました。

この4つを軸に「仙台ソーシャルファームバレー構想」なる妄想を抱き、これからも活動していきます。

【就労支援施設での現状】その2

以前取り上げたのとは違う内容で、就労支援の現状を。

 

ある女性は、幼いころに感染症に罹り、脳に障がいを負いました。

歩く時に少しふらつきがあったり、呂律が少し回りにくい部分がありますが、いつもニコニコと笑顔が素敵な方です。

 

その女性はB型就労支援施設に通われており、週5日4〜5時間ほど働いていたと記憶しています。

以前は飲食事業で働いていましたが、震災の営業で施設が飲食業から撤退。
現在は、お弁当を作る作業をしています。

 

時給は100円ちょっと。
月給で10000円超えるくらいの金額です。

でも、そこから送迎代を引くと手元には5000円残るか残らないか。

 

ご家族は、「働きたくても仕事が見つからない人もいる中で働けているのはありがたい。でも、自分たち親がいなくなった時、周りに親戚もいないので、この子1人で生きていけるのかがすごく不安。」と仰っていました。

 

宮城県の民間企業での障害者雇用率は1.88%(宮城労働局統計参照)。数年前に全国最下位から脱出したとは言え、低水準です。

 

働きたくても仕事が見つからない障がい者がいる。
時給100円で将来に不安を抱えながら働いている障がい者がいる。

 

その現状を知り、自分にできることは何か。
農業を通して、働きたいという障がいのある方の就労支援をしたい。農家と障がい者を繋いで、お互いのためになれたらいい。

 

そう思い、これから少しずつ着実に障がいのある方の就労支援の場を広げていきたいと思います。

【何故、障がい者の就労支援をしているのか?】

以前にも似たようなことを書きましたが、出会った方々に聴かれることが増えてきたので、今一度、自分自身を棚卸し。

 

【何故、私が障害者就労支援をしているのか?】

 
 私は、学生時代に2度立て続けに交通事故に遭い、これまで手先の痺れや頭痛、吐き気、めまい等の体調不良に悩まされました。

 当時は体調不良の原因がわからずでした。学校卒業〜就職のタイミングだったので、病院を受診した時には就職のストレスによる「うつ病」、「自律神経失調症」の診断を受けました。服薬治療もしましたが症状は変わらず。他の病院も受診しましたが、同じく「うつ病」や「対人恐怖症」といった診断を受けました。

 数年、症状と向き合いながら生活していたものの、症状が悪化し、入院。そこで「脳脊髄液減少症ではないか」と言われ、治療しました。この治療で症状が良くはなりましたが、完全ではありませんでした。さらに、別の病院を紹介してもらい、そこで「外傷性頚部症候群」と診断。首そのものに原因があるとわかり、治療しました。事故から5年経つ頃でした。
 
 交通事故に遭ってからの数年間は社会から孤立ぎみにありました。「あいつはメンタルだから」と言われることもよくありました。今は指先が痺れたり、時折頭痛やめまいがすることもありますが大きな支障なく日常生活を送れるようになっています。
 
 私が原因不明の症状で悩まされている時、休日に農業をしていました。畑に友人が来て一緒に農作業をしたり、家族と作業しながらコミュニケーションを図ったり、また外で作業をすることや野菜を育てること自体が心身にとてもいい影響を与えてくれました。
 
 仕事は当時リハビリの仕事をしており、そこで出会った障害のある方やそのご家族の悩みや現実を知っていく中で、自分自身の交通事故や農業で経験したことが頭の中で重なりはじめ、漠然と農業を通して、障がい等で悩みを抱えている人たちの支援をしていきたいと思うようになりました。

 正直、あまり思い出したくはない過去、晒しだしたくはない過去です。ですが、私自身が障がい者の就労支援をしたいと強く思うのは、これがあるからです。

 実際の障がい者就労等の現状はどうなっているのか?次回、私が見てきた現状をお伝えします。

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公開6日目

FBいいね 231!
支援者  17名!
達成率  22%

仙台市沿岸で障がい者の就労支援と地域交流のために挑戦しています。

ご支援・ご協力よろしくお願いします。

https://readyfor.jp/projects/12325

自然栽培の野菜と微生物農法で作られた米

私が取り組んでいるクラウドファンディングではご支援いただいた方にリターンとして何かお礼をします。

 

お礼といえば、お野菜。農家ですもの。

 

そんなことからちょっとした野菜と米のお話。

 

1)野菜

栽培期間中、化学農薬とか化学肥料を使わずに栽培した野菜です。

環境が持続するにはどうしたらよいか、安全とは何かを考えた時に私はこの栽培方法を選びました。

 

だからといって、農薬や化学肥料を使う農法を否定しているわけではありません。

農薬や化学肥料を使う農法もそういうニーズがあってのこと。

 

それぞれ目の前にいるお客さんのニーズが違うだけのことです。

 

自分にとって食べることとは何か、生きる上での食べ物とは、を考えると、私の場合は自然のままに育てた野菜を食べるという結論に達しました。

 

また、栽培方法に限らず、野菜本来の味がする野菜を目指そうと。

言っていることがおかしいかもしれませんが、本当にそう思います。

 

旬ではない野菜は味がしないですし、肥料を大量に使用したものも味がなんだかへん。

 

人参臭い人参が食べたい、トマトらしいちょっと青臭いような?トマトが食べたい。

ちょっと苦味のあるレタスがいい、などなど。

 

野菜本来の味をあなたは知っていますか?

 

2)米

近隣に大ベテランの「鈴木有機農園」さんがあります。

仙台市で初めてエコファーマーになった方で、長年微生物農法を研究しながら米作りをされています。

 

震災の前後からテレビにもよく登場し、問い合わせが絶えない農家さんです。

 

鈴木さんは美味しくて健康な米作りを愚直に研究されています。

私のような若輩ものが話を聴くと、とても追いつけない!と思ってしまうほど。

 

米は品種により特徴が違いますが、甘みが強く、噛めば噛むほど旨味が出てきます。

一度食べるとなかなか他の米は食べれません。

 

それほどに味の違いがわかります。

こればかりは言葉だけでは表現できません。

 

そんな選りすぐりの野菜をお礼に送ります。

 

ご支援・ご協力、よろしくお願いします。

被災した宮城県仙台市に笑顔溢れるソーシャルファームを創りたい(佐藤 好宣) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

 

 

 

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ハウスの活用

こちらのハウスは以前の持ち主さんが手放すということで「使わないか?」と声をかけていただいたものです。

 

大きさも比較的あるので、こちらを中古で購入したいと考えています。

 

平日は障がいのある方の作業(収穫した野菜の袋詰等)や休憩所に。

 

休日は、このハウスの中で、6/17日から毎週土曜日9:00-12:00まで、近くの生産者数名とマルシェを開きます。

夏は収穫体験等のイベントも行い、このスペースを活用します。

 

マルシェをするきっかけとなったのは、地元の方やお付き合いのあるお客さんに「マルシェをやって!」と声をかけられたことから。

 

生産者に普段聞けない野菜の疑問とかおすすめのレシピを聞いたり、子どもに野菜がどんな風に育っているのか教えたいとか土遊びをさせたいというお話もあり、そういった場所にしたいです。

 

マルシェは開始当初はこじんまりとしたものになりますが、生産者とゆっくり話す時間や家族で野菜を観察したり土遊びをして過ごしていただきたいです。

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植物に癒やされるのはなぜか?

多くの人は自然、植物を見ると癒やされます。

でも、それは何故でしょう。

 

生物学者によれば、それは遺伝に組み込まれているからなのだそう。

 

人への癒やしは五感によって行われます。

 

茎や葉の緑色(特に安らぎを与える)

花の香。

葉や実を触ったときの肌さわり。

風で葉がすれる音。

食して感じる味。

 

そして、植物が生きているという感覚(あるいは芽が出て成長して実をつけ枯れるという命の周期)が人に愛着を湧かせ、癒やしとなります。

 

人はロボットのように感情をなくすことは難しい。

何かしらの病気、外科的手術で感情を司る部分がなくならない限り。

 

人混みの中にいるとイライラする。

無機質な空間にいると、自然が恋しくなる。

 

そういった感情はもしかすると自然を欲する本能がそうさせているのかもしれません。

 

うつ病や対人恐怖症などと診断された方が畑で作業をしていると表情が変わって(差はあれど)スッキリしたような表情になります。

 

健常なのか病的なのかという問題はある意味では存在しないのかもしれません。

 

ただちょっと疲れていただけ。

 

それが自然に触れたことで癒やされたのだと。

 

ちょっと疲れたら野良仕事でもどうですか?

 

 

何故、クラウドファンディングをする気になったのか?

クラウドファンディングを始めて3日目に突入しました。

 

こうして実際にやり始めると、支援・協力してくれる人が出てくるたびに涙が出そうになります。

と同時に、やるぞ!という気持ちも。

 

正直な話、元々法人化をしていく上でクラウドファンディングの活用は全く考えていませんでしたし、その必要もないと考えていました。

 

それがあるきっかけで意識を変えることに。

 

1.ある日突然来たメール

ある日突然、ある会社からメールが来ていることに気が付き、メールを見ると、クラウドファンディングをやってみないか?という旨の内容でした。

 

この時点では、こういう活動している人たちがいるんだなーと他のプロジェクトを見ながら刺激を受けている状態でした。

 

2.「知ってもらうこと」の大切さ

どの場面で言われたのかは忘れてしまったのですが、何かの拍子に自分の取り組みを「知ってもらうこと」の大切さをアドバイスいただいたのです。

知ってもらうこと=自分、◯◯しています、という我を出すという意味ではなく、自分の周りの人たちのことを知ってもらうのが大事という意味です。

 

このアドバイスを頂いた時に、自分なりに考えたんです。

もし障害のある方のこととか地域のことを知ってもらったら、、、、、

障がいのある人と健常者との接点が増えるかもしれない。

そしたら、記憶障害のある◯◯さんの社会復帰へのやる気がすごいかも?

 

とか、

 

地域でマルシェを開いた時に、いろんな人が来て笑い声が絶えないところになったら、震災後表情が暗くうつむいていた◯◯さんが震災前のように笑うかも?

 

とかそんな妄想ばかりをするようになりました。

 

知った人と知ってもらった人が繋がって、お互い笑いあっているのを見たら、自分も笑いたくなる。

 

笑えば、元気になれる。

 

そんな単純な理由からクラウドファンディング始めました。