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妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

農家の妄想

農家の妄想は妄想でも、私の妄想ではありません。

あなたは日本の農産物が食べられなくなったら?なんてこと想像しますか?

 

いろんな側面から見ると、時折、日本の農産物を食べる機会が減るのではないかと思うことがあります。

 

その話の一つが年配の農家さんたちの妄想

 

以前にも取り上げましたが、年配の農家さんほど(?)土地の売買や農地=資産、という考えを持つ方が多い傾向にあります。

 

つい先日も農地の圃場整備が終わった地域の方のお話を聴く中で、そんな話題が出ました。

 

「この地域は圃場整備が入って、農地もきれいになった。圃場の高さも道路より数十センチ高くなったし、東側(海側)には嵩上げ道路が出来て、防波堤代わりにもなる。これからここらの土地は宅地になって、お金が入ってくる」

 

その地域の多くの農家さんが口にした言葉。

 

跡継ぎがいない、お金がほしい、農地はいらない、という高齢の方は農地を手放したい。でも、ただでは手放したくないし、出来るならお金がほしい。

 

ある意味では、正常な反応なのかもしれません。

 

この地域だけではなく、別の田舎でも同じような話題が出ます。

 

個人的には、人口減少と高齢化が進む中、都市部に人が集まる傾向は強まると思います。でも、片田舎が急に都市開発が進んで、若者がわんさか来る、という発想は浮かばない。

 

だって、うちの地域だけみても住みにくいもの。

バスは1時間に1本。

最寄りの駅までは車で15分。

道路は朝晩だけは大渋滞(主にトラック等で)。

近くにはコンビニしかなく、買い物は車で15分以上走らせないと行けない。

 

そして、何より、周りは震災の爪痕残る土地。

元住宅後には、色んな工事関連の事務所が立ち並び、資材置き場が乱立。

 

元々、地元に住んでいた人間としては、懐かしさを感じる場所なので、いい場所だと思う。震災を経験した人は、住むにはある種の覚悟が必要。

 

自然豊かな場所で田畑が広がっているので、ふと立ち寄るにはとてもいい場所だと自負しています。空は広いし、海風は心地よいし、仙台中心部から車で30分かからず、田舎気分を味わえる。

 

私はそんな田舎が好き。

カネ目当ての農地売買やそういった妄想は嫌いです。

これは農家だけの問題でもないですし。

田舎ほど集落が消滅、都市部に近いところは都市開発で農地が消滅。

 

では、あなたは食料をどう確保しますか?

添加物まんてんの外国産の食料に頼りますか?

輸入がストップしたら、どうしますか?

 

時折、一次産業をバカにする人もいますが、食を支えているのは間違いなく一次生産者。

 

自分の食、一度見つめ直してみませんか?

 

ちなみに、年配の農家の妄想どおりになるかどうかはわかりませんが、この自然を守りつつ、癒やしの場を、交流の場を広げていきたいと私は妄想しています。

初めての耕運機

今日は仲間に初めての耕運機を体験してもらいました。

私一人では、これから増える面積を1人で機械管理するのが難しいと思ったからです。

 

慣れないと真っすぐ進んだり、切り返すのが大変なので、こればかりは慣れてもらうしかない!と思いつつ、ついつい口出しをしてしまいました。

 

1年前まで農家になるとは思っていなかった仲間が今では農家。

 

これからが楽しみです。

妄想農家の私も仲間が出来てついつい話が止まらなくなります。

 

新規就農の時には、バイトを雇うということも誰かとやるという発想もなく、ただひたすらに新規就農して経営を軌道に乗せると意気込んでばかりいました。

 

でも、1人で出来ることって限られます。

 

どんな形であれ、仲間や協力者が必要です。

 

これから新規就農する人はぜひ仲間とか協力者を早い段階で見つけることをおすすめします。

 

これから経営がなりたつよう仲間と前進していきます。

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繁忙期と異端者

5月になると、作付けに向けての準備がどっと増えます。

特に今年は、圃場整備が4月まで行われていたので、4月に行う作業が5月にずれこんだので尚更。

 

連日、仲間にも申し訳ないと思いながら、遅くまで作業しています。

 

新たに借りる農地の交渉や実際にその場所で作業をしていると、今まで以上に地元住民のチェックが入ります。

 

何を作ろうとしているのか。

草は生やしていないか。

どんな輩が畑を作っているのか。

などなど。

 

特に、昔から農業をしている方からは堆肥を大量に入れて、薬を使ってでも良いからとにかくでかくて立派な野菜を作るようアドバイスをもらいます。

 

実際にその方々の圃場での作業を見ていると、堆肥の投入量がものすごい。

土壌分析も何もなく、長年の経験や勘によるもの。

 

栽培方法を否定するつもりはありません。

かつてJAを通して野菜を出荷し、生計を立ててきた先輩方の経験なので。

見た目がよく、立派な野菜が高値で取引されているので、農家の方々がそれを目指すのはある意味では必然なのです。

 

でも、今はお客さんのニーズは多様化しています(元々多様化していたのかもしれませんが)。

安くて見た目が良くて立派な野菜がいい人、多少見た目が悪くても農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜がいい人、有機栽培で作られた甘みの強い(?)野菜がいい人。

一人ひとり考えや感覚の違いがあります。

 

十人十色。

 

その中で、私は、無農薬でどう野菜を育てていくかという探究心と、目の前にいるそういうニーズを持っているお客さんと向き合いたいという妄想から、無農薬で野菜を育てています。

 

それを先輩方に合わせろ、と言われることにはあまり納得していません。

人と違う道を進んでいるという意味では、私は異端者です。

今は多様な農業経営をするのが未だやりづらい現状ではありますが、一人ひとり個性が出せる農業経営ができる地域になることを妄想しています。

レキシ

GWもあっという間に残り1日となりました。

 

畑は相変わらず、作付けの準備やら育苗管理で一日一日があっという間に過ぎていきます。

 

黙々と仲間と作業を続けている中、妄想農家の私の頭では連日、とある音楽が流れています。

 

そのアーティストは、レキシ。

ご存知ですか?

 

仲間から「聴いてみて」と紹介されて聴き始めてからハマりました。

 

文字通り歴史に関する歌詞で歌を歌っているのですが、よーく聴くと歌詞が面白い。

でも、何気なく聴いていると「なんだかおしゃれな音楽だな」という感覚。

 

このバランスが絶妙なのです。

 

私のオススメは「年貢for you」と最近リリースされた「家督」。

 

前者は農家という立場から聴いていると、なんだか身にしみます(笑

 

後者も長男で家を継がねばならんという理由から、どうしても親近感が。

 

それ以外にも、大化の改新小野妹子紫式部、最後の将軍など題名だけでも興味のそそられるものがたくさんあります。

 

仕事に行く前、帰り際にでも気分転換に聴いてみては。

 

気持ちがすっきりしたり、笑いが止まらなくなるかも?!

 

 

圃場整備

うちの地元では、今震災復興も兼ねた圃場整備をしています。

畑は畑で集約、田んぼは大規模化。

 

担い手が少なくなるこれから、圃場を集約するのはある意味で効率的だし、いいことなのかもしれません。

 

ただ、作付けを考えると、難しい面も。

 

圃場整備で入れられた土は山土。

しかも、ごろごろとしていて、石のような塊になっています。

 

これを契約期間中に少しでも良くして、収穫物を取らねばなりません。

 

どうしたら良いか、考えがいがあります。

 

一部のヒトは、圃場整備をして畑を集約する理由は宅地化するためだといいます。

 

農家は土地の売買で懐にお金が入り、田舎の閑散とした地域は「子どもの育てやすい自然環境の溢れた住宅地」として売り出していくわけです。

 

でも、少し考えれば、それが現実的かどうかは判断できます。

いつも残念に思うのは、全てがお金ありきで考えられていること。

 

仮にお金があれば、生きていけるでしょうか?

 

私たちは何のために食べているのでしょう?

野菜を何故食べているのでしょう?


根本的には生きていくためではないかと思います。

生きていくためには栄養価の高いものを食べないといけません。

国内での農産物の生産量が減れば、輸入ありきでは外国に生死を左右されかねません。

 

消費者であるあなたも一度立ち止まり、食べることについて考えてみては?!

あいつは誰だ?

農園の公式ブログは公式HP内にあるので、そちらに書くとして、こちらでは園主の日常をちらりと。

 

今年、法人化したことをきっかけに、圃場を拡大しました。

仲間が新規就農したということもあり、農地を拡大し、経営が安定することを目標に。

 

今回はこれまでと同じ地元でも借りたのですが、場所がちょっと違う。

 

今までは民家の間にありましたが、今回借りたところは畑作地域。

 

今年、圃場整備も終わり、その地域の圃場は若手農家への貸出や現役を引退された方の楽しみとしての場所となっています。

 

なので、人の往来が激しい。

 

通り過ぎる人が「あいつは誰だ?」という顔をしたり、「どこから来たの?」と聴かれたり。

新たにその地域に足を踏み込むと洗礼を受けます。

 

新規就農する際、その理由に「人と関わることが苦手」という人もいます。

が、実際には人とかかわらないことなんて無理です。

 

会社以上に、ヒト付き合いや地域に溶け込む努力が必要かもしれません。

周りを無視した日には痛いお仕置きがあるかもしれません。

農村に行けば行くほど、コミュニティー意識が強い。

 

私達も「あいつは誰だ?」から「あー、MITUのヒト!」と言われるようスマイルで挨拶を心がけていきます。

農家のGWといえば

気づけばGW真っ只中。

世の中、9連休という方もいらっしゃると思います。

 

農家にとっての(とりあわけ仙台近辺の農家に限るかもしれませんが)GWといえば、畑ONLYになることも多いです。

 

ちょうど作付け準備で周りも自分たちも堆肥を撒いたり、トラクターで耕うんしたり、中には種まきや植え付けする人も。

 

普段は少し寂しい畑もGWは農家(兼業農家も含む)がたくさん。

 

昔からGWというと何かしら畑仕事をしているという記憶しかなく、GWの過ごし方は畑仕事が当たり前のようになっています。

 

今年から本格的に新規就農した仲間には申し訳ないと思いつつも、今日から農園では堆肥撒きとトラクター耕耘、苗の鉢上げなど休む余裕もないくらい盛りだくさん。

 

でも、GWで人がたくさんいるところに乗り込むより、行列に並んで何か食べるよりも穏やかで熱いくらいの天気の中、小汗をかきながらの畑仕事は気持ちの良いものです。

 

あなたもGWに畑仕事いかがですか?