妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

障がいと生きがい

農業を通して、私がしたいこと。
それは、障害のあるないに関わらず、若い・高齢に関わらず、一人一人が農業を通して、自分を変えるきっかけや交流できる場を作ること。

2016年は試験的にこの試みをイベントで行いました。

仙台市内の高次脳機能という障がいのある方々を支援するNPOと連携して、障がいのある方8名、そのご家族1名、一般の方6名、NPOの職員さん4名でジャガイモの収穫体験と食事会を行いました。

高次脳機能障害とは脳の病気で記憶や言語、思考などに障害が生じるもの。

人によって症状の出方もそれぞれです。
リハビリの仕事をしていた時には、高次脳機能のある方のリハビリを中心にしていましたが、その人のそれまでの人生や性格などの影響もあり、本当に症状はバラバラなのです。

当日は、障害の状態やその人の性格などを考慮し、チーム編成を行なって、収穫体験をしました。

普段、障害のある方は健常者との接点が少ないようで、積極的に話しかけたり、いつも以上に作業に集中したりと、普段とは違った雰囲気の会になりました。

障害のある方にとっては同じ空間で同じ作業をしているだけでも非常に新鮮だったこと、健常者もお堅い感じのイベントではなかったので無我夢中で作業を進めた方、いろんな方と話しながら作業した方など楽しんでおられたようです。

非常に残念ながら、企業での障害者雇用はなかなか進まない現状があります。
昨年最下位からは脱しましたが宮城県はそれまで民間企業での障害者の実雇用率が全国最下位でした。

何故、障害者の雇用は進まないのでしょうか?
私なりに調査したり、見聞きして、導いた1つの答えは、、、、
相互理解が足りないこと。

民間企業は障害について知らないことが多いため、対応が難しい。

障害者側(支援側)は「守る」という想いが強く感じます。

守るというのは、支援する側が手厚く支援することで就労に結びつきにくい現状であったり、障害者のために!という主張が強すぎて周りが見えていなかったり。そのことで周りと壁ができてしまい、孤立してしまっているように見えます。

お互いが理解を深めれば、企業での障害者雇用は広まるかもしれませんし、障がいのある人たちも就労に向けた具体的な活動ができるかもしれません。

そのために、自分自身は何ができるでしょうか。
私は本当に些細なことですが、農業イベントを通して、お互いが理解するきっかけを作っていきたいと考えています。
積極的な交流はできないかもしれません、でも、同じ場所で同じ作業をしているだけでも見えてくることはあると思います。

できることから少しずつ、が私のモットー。
少しずつ着実に取り組んでいきます。