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さとう自然農園のブログ

仙台でソーシャルファームを目指している農園のブログです

堆肥の話−2

前回は大崎にある圃場で使用している堆肥についてお話ししました。


今回は仙台圃場についての話。

私が営農している畑は、東日本大震災で被災した農地で震災当初はがれきの山になっていたり、土がえぐれていたりと「本当に農業できるのか?」という状況でした。

国などの支援もあり、農地にあったがれきは撤去、場所によっては(希望者には)土の入れ替えなども行ってもらいました。

震災後、3年経過した時に新規就農したのですが、就農当初は土壌の特性もイマイチつかめず、土つくりも試行錯誤しながら行っていました。

今でも長雨が降ると水没したり、乾燥すると下から海水が上がって塩害が出たりしてはいますが、悲観的になっては営農できません。

色んな堆肥や竹パウダーなどを試験的に使用して、野菜がどう育つかを実験してきました。

その中で今、これに落ち着きそうだ!という肥料が馬糞堆肥

牧草を食べている馬の糞ですので、配合飼料や遺伝子組み換え飼料を食べているであろう家畜に比べたら非常に良い堆肥です。
作物を育てるのにも使いやすいと個人的には思いました。

しかし、価格が少々高いのが玉に瑕。

調べてみると、購入した馬糞堆肥の金額の一部が、引退した競走馬が生きるための(予後を過ごすための)資金に当てられているということを知りました。

通常、競馬から引退した馬はそのまま安楽死させられます。
(人間の都合ですね、悲しいことです)

この現状をなんとかしたい!と思い立った方が馬糞堆肥を作り、その堆肥を使ってマッシュルームを作り始めました。もちろん、堆肥も販売しています。

この話を知った時、「価格じゃないなー、これは」と感銘を受け、今年から本格的に馬糞堆肥を使用することにしました。

馬にもいい意味で良い予後を過ごしてもらいたいです。