妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

なんで自然栽培なん?

時折、お客さんや知人、通りすがりの方々に「なんで自然栽培なん?」と聞かれることがあります。今日はその話。

みなさん、自然栽培というとどういうイメージをお持ちでしょうか?

ほったらかし農法、肥料も何も与えずに育てる農法、草を抜かずに生かす農法、、、、時折、宗教的なものと勘違いされることもあります。

確かに、かつての自然栽培実践者の先輩方の中には、神とか宇宙の力と表現している方もいました。

自然栽培自体は定義がものすごく難しく、また広い意味で解釈しないといけないと考えています。
でないと、人の揚げ足をとるように細かい点で「それは自然栽培ではない」という解釈ばかりになってしまいますから。

少し前に自然栽培を主に研究活動をしている団体の方のお話を聞きましたが、やはり自然栽培を定義するのは難しいとおっしゃっていました。

極力肥料や農薬を使わずに栽培する試みも含めて、植物本来の力を最大限に引き出す農法を突き詰めて行くことが自然農法ではないか、と。(私が解釈した感じですが)

よく慣行栽培は体に悪い、有機野菜や自然栽培の野菜は体にいいとおっしゃる方もおりますが、これまで話してきたように一概にそうは言えません。
ですので、自然栽培=健康とすぐには結びつかないと考えています。

少なからず生産者自身が農薬の影響を受けないという点では健康ではあるかもしれません。

なぜ、うちの農園では自然栽培を始めたのか。
元々は探究心からでした。

農業に興味を持ち始めた頃、化学肥料や化学農薬をガンガン使って栽培するのが当たり前で、それらを使わずに野菜を作るのはありえない!と言われるくらいでした。

当時から少しひねくれていた私。
そう言われてしまっては、化学肥料や化学農薬を使わずに栽培したくなってしまいます。

思い立つとすぐに行動するタイプなので、そのままちょっと大きな家庭菜園レベルで化学肥料や農薬を使わずにあれこれと野菜を作り始めました。

するとこれがまた面白かったのです。
事細かに野菜の生育を観察したり、どうすれば肥料や農薬を使わずに作れるか調査と実験を繰り返したり。

 

自分なりに突き詰めていくと、堆肥や肥料などをごく少量の投入に抑えて(必要であれば無施肥で)、緑肥(クローバーや麦など)を併用する農法が自分には合っていました。
合っていた、というのは果てしなく溢れ出てくる探究心と妄想(イメージ)、栽培衝動、この方法で作った野菜の味が自分には合っていたということです。


野菜も色々な方法で栽培したものを食べたり、スーパーや産直の野菜を買っては味見をしまくったりしました。
その中で、自分がいいなと思ったのが、野菜「くさい」野菜。
例えば、人参くさくて味の濃いもの、春菊ならあの独特の苦味が強いもの。

そういう野菜を体が求めていましたし、それならばくばくと食べることができました。

結局は自分の好き好みや興味でやっているのか?と突っ込まれそうですが、
私にとっては農業は仕事ではなく、生き方。
その生き方を突き詰めていきたいのです。

このような変わった人間がいる農園に興味のある方は是非遊びにきてください。