読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さとう自然農園のブログ

仙台でソーシャルファームを目指している農園のブログです

塩味のするさつまいも?!

うちの圃場がある仙台市沿岸では、ただいま農地を集約、大規模化する工事が春まで行われ、その間、畑は一部をのぞいて、お休みしています。

 

今日はその一部の圃場で、石拾いやら瓦礫拾いをしていました。

震災からもう6年経過していますが、畑には拾えど拾えど瓦礫が残っています。

 

瓦礫拾いをしている圃場は、震災後土も入れ替えず、そのままのところ。

海の砂と同じでサラサラしています。

 

実はこの畑、未だに地下から塩水が上がってくることがあります。

その時々で場所は変わりますが、水の流れ道があって、乾燥が続いたりすると、

その道の下からじわっと上がってくるのです。

 

この影響で、野菜はあまり大きくならなかったり、中には枯れてしまうものもあります。

 

しかし、玉ねぎは小さくても甘くなったり、人参の味が濃くなったりと、海水に含まれているミネラルの影響か、いい効果も見られます。

 

見た目や形は小さく、市場では「規格外」になってしまうので、市場には出していませんが、隠れファンになっていただいている方が時折、買いに来てくれます。

 

そんな塩害が残る圃場でさつまいもを作ると、時折、ほんのり塩味のするさつまいもができることがあります。

知人から言われて初めて気づいたのですが、ただ蒸しただけなのに塩味がするなんて不思議ですね。

 

砂地の圃場なので、さつまいもを作ると甘くなる傾向がありますが、その圃場で栽培した甘いさつまいもの中にちょっとした塩味が入っていると、これまた絶妙にバランスのとれた味になると言っていただきました。

 

確か震災の年には、被災した農地で小松菜を栽培した方が、その小松菜全部が塩味になったと言っていました。

 

あと何年、塩害が続くかはわかりませんが、塩水の影響で味が濃くなったり甘くなったり、時折塩味がする野菜。

 

ある意味で、絶妙な味のさつまいもができることを待ちわびている自分がいます。