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さとう自然農園のブログ

仙台でソーシャルファームを目指している農園のブログです

冬は切り干し大根作り

2月に入り、立春になりました。

外はまだまだ寒く、仙台でも比較的暖かいと言われている沿岸地域も今年は圃場が凍っていて、露地での作業はごく限られた時間しかできません。

 

うちには立派なハウスなどは今はないので、冬の間、どうしているかというと、切り干し大根を作っています。

 

数年前、被災農地では葉物野菜が育ちにくく、ほうれん草やキャベツなどを植えてもなかなか大きくならず、どうしたものかと悩んでいました。

 

被災農地で何が比較的育ちやすいかを調べるために、試験的にいろんな野菜を植えましたが、その中で大根など根菜類が比較的育ちやすく、味もいいということがわかりました。

 

でも、大規模に大根を作っても、当時売り先が少なかったことと価格競争で買い叩きにあっていたことから、二束三文にしかなりませんでした。

 

そんな時、祖母が昔、切り干し大根を作っているのを思い出しました。

冬の間に食べる、切り干し大根の歯ごたえと甘みが私は好きでした。

 

切り干し大根は長期保存できるし、沿岸に冬の間吹く乾燥した風が良い乾燥野菜を作ってくれるのではないかと考えました。

 

うちでは切干突という切り干し大根を作る時に使用するスライサーを使用して、大根をスライスして、物干しカゴに入れ、乾燥させます。

 

仙台の沿岸は風がよく吹き、天気も晴れていることが多いことから、1週間かからないくらいで切り干し大根になります。

 

食品乾燥機を使って乾燥させたものに比べ、天日干しは少ししんなりと柔らかい食感になります。


天日干しと乾燥機を使った場合の味の比較をしたこともありますが、味自体はあまり変わらないような気もしました。

ただ乾燥機を使うとパリパリするので、パリパリした方が好きな方は乾燥機で作られた切り干し大根の方がいいかもしれません。

 

味は、大根の栽培方法や栽培環境で違うように感じますし、周りの方も同じようなことをおっしゃっていました。

 

うちで作ったものは、コリコリして甘みが強いそうです。

調味料を少なめにしてもいける、と言っていただいたこともあります。

 

大根は水分の含有率が多く、栄養はビタミン類が多いものの他は少なめ。

でも、大根を乾燥させると水分が飛び、凝縮されているので、栄養価がかなり高いと言われています。

 

大根も旬がわからないくらい年中出回っており、切り干し大根のような乾燥野菜を食べる機会も少なくなってきたようですが、たまには栄養補給に食べるのもいいかもしれませんね。