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妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

作る人と食べる人との間にあるもの

先日、yahooの記事で「とある老舗で霜降りを扱うのをやめた」という内容のものを見かけました。

 

読めば、霜降りは「高級」とされているが、実は美味しいと業者が購入したり食べているのは霜降りではないとのこと。

実際には大半が無味無臭の脂で、3割くらい(取扱部位などでも異なる)の赤身の部分で旨味を感じるので、赤身があったほうが良い味になる。

 

霜降りのあの脂は、マイルド感を出すには良いのでしょうけどね。

 

作る人(食材を提供する人)と食べる人・社会が求めているものとの間にはギャップがある、と再認識させられた記事でした。

  

うちでも祖父がかつて肉牛を育てていたり、今でも圃場の周りで肉牛農家がおり、小さい頃から手伝っていましたが、餌をどんどん食べさせ、たっぷりと太らせたものが良い肉になり、価格も高くつく。

 

手伝いながら見ていたその光景には「違和感」がありました。

 

農家としては生活しなければいけないし、市場ではそういうのが求められていたので、仕方がない部分はあったのだろうと思います。

 

今でも大学の研究などでは、いい種牛から子どもを産ませ、脂肪たっぷりの牛を育種し、地域ブランド(A5ランク)のものをたくさん作り出そうという研究が行われています。

 

野菜でもそうですが、慣行栽培でも有機栽培でも、肥料をたくさん挙げて大きな野菜を作ることが一つのステータスと考えている方もいます。

 

それはそれで調理しやすいですし、牛と同じで栄養を沢山吸収したもののほうが時として(野菜によっては)「甘み」を感じることもあります。

一つの野菜を大きく重くしたほうが、収量も上がりますし、収益も高くなりますから、経営としては理にかなってもいます。

 

でも、そういう野菜って「溶ける」んですよね。

普通なら枯れるんですけど。

放置しておくと、ドロドロに溶けるし、きつい臭いもしますし、溶け始まった途端にものすごい虫が湧く。

 

やっぱりこれも違和感を感じてしまいます。

 

私は、脂肪分の多い肉を食べるとすぐに具合が悪くなるし、野菜でも腹の調子が悪くなることがあります。

 

なので、肉は脂の少ないもの、野菜は自身で作るか、ない場合には知り合いの農家さんから購入します。

 

慣行栽培でも有機栽培でも家畜農家でも、本当に良いものというのは、ある種違和感のない「健康的に」(この表現はとても難しいですが)育てられた/育ったものなのかもしれませんね。

 

みなさんはどんな食べ物を求めますか?