妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

固定種とF1種

うちの農園では、固定種(今回は在来種も含んでおきます)もF1種も両方の種を使用しています。

 

理由は単純。お客さんのニーズに合わせているからです。

 

先日、とあるセミナーに参加し、F1種=悪というイメージを主張する内容でした。

 

固定種のみが良いのだと。

でも、本当にそうなのか。冷静に考える必要はあります。

 

固定種の中には、栽培管理が難しいもの、収量が取れないもの、美味しくないもの、病気に罹りやすいものなどがあります。

 

だから、普通、農業経営する上では、固定種のみでの経営は難しい。

それに、ニーズに応えられる分だけの量を見極めるのも難しい。

 

F1はよく種苗屋が金儲けをするためだと主張する人もいますが、最初からそうだったのでしょうか?
元々は、食糧増産のため、病気にかかりにくく、収量が安定して、食味もよい品種を作るために研究開発されてきたはずです。

 

世界では食糧危機が少しずつ少しずつ近づいてきています。

アメリカでは、地下水が枯渇し、10年くらいで農業が壊滅するほどの事態になると科学者は言っています。

中国もこれからの人口増加に増えて、食料の輸出を少しずつ制限し始めました。

国別で見ても、農業後継者が不足している国があり、このままだと輸入に頼らざるを得なくなる国が増えてくるかもしれません。

 

そうなるとどうでしょう。

日本でも輸入物が少なくなり、価格も上昇。

でも、国内の農業後継者だけでは食料生産には限界が出て来る(諸説ありますが)。

結果、都市部を中心に、食料が手に入りづらくなる。

 

F1種を無くそう!という前に、世界の食糧危機をどうするか皆で考えたほうが懸命ではないでしょうか。