妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

繁忙期と異端者

5月になると、作付けに向けての準備がどっと増えます。

特に今年は、圃場整備が4月まで行われていたので、4月に行う作業が5月にずれこんだので尚更。

 

連日、仲間にも申し訳ないと思いながら、遅くまで作業しています。

 

新たに借りる農地の交渉や実際にその場所で作業をしていると、今まで以上に地元住民のチェックが入ります。

 

何を作ろうとしているのか。

草は生やしていないか。

どんな輩が畑を作っているのか。

などなど。

 

特に、昔から農業をしている方からは堆肥を大量に入れて、薬を使ってでも良いからとにかくでかくて立派な野菜を作るようアドバイスをもらいます。

 

実際にその方々の圃場での作業を見ていると、堆肥の投入量がものすごい。

土壌分析も何もなく、長年の経験や勘によるもの。

 

栽培方法を否定するつもりはありません。

かつてJAを通して野菜を出荷し、生計を立ててきた先輩方の経験なので。

見た目がよく、立派な野菜が高値で取引されているので、農家の方々がそれを目指すのはある意味では必然なのです。

 

でも、今はお客さんのニーズは多様化しています(元々多様化していたのかもしれませんが)。

安くて見た目が良くて立派な野菜がいい人、多少見た目が悪くても農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜がいい人、有機栽培で作られた甘みの強い(?)野菜がいい人。

一人ひとり考えや感覚の違いがあります。

 

十人十色。

 

その中で、私は、無農薬でどう野菜を育てていくかという探究心と、目の前にいるそういうニーズを持っているお客さんと向き合いたいという妄想から、無農薬で野菜を育てています。

 

それを先輩方に合わせろ、と言われることにはあまり納得していません。

人と違う道を進んでいるという意味では、私は異端者です。

今は多様な農業経営をするのが未だやりづらい現状ではありますが、一人ひとり個性が出せる農業経営ができる地域になることを妄想しています。