妄想農家の気ままなブログ

仙台でソーシャルファームを目指している園主の気ままなブログです

後継者不足という問題

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先日、地元の大御所のお宅にお邪魔し、とある団体へのお誘いを受けました。

 

なんでまた俺なんかに声かけるのかなーと思いながら、話を聴いていると、そこには農家の「後継者不足」という問題があることがわかりました。

 

かつてその団体の地元普及会は十数人の生産者で構成され、地域の消費者や学校などと交流をはかっていたそうです。

 

構成員の年齢は当時60〜70代。

東日本大震災をきっかけに、お一人を残して皆さん引退されました。

そのお一人は現在80代半ば。

 

お会いすると、年相応には見えない元気さを感じます。

 

しかし、全盛期に比べると体力は落ち、出来ることも限られてきたと話すご家族。

 

普及会は残念ながら「会」とは言えぬ状況になっていたようでした。

 

そこで地元で「若けー奴が自然栽培してるみてーだ」と声をかけられたのが私。

 

(私が若者かは別にしても)若者を集め、今一度普及会を盛り上げ、消費者に農産物を届けようというのが目的だったようです。

 

この後継者不足問題。

年々、その話を身近で聴くようになりました。

 

「後継者がいなくて地域の若者が半強制的に農業委員会に選抜」

「◯◯さんが引退して農地が空いているが、誰もやってくれる人がいない」

農事組合法人を立ち上げたが、みんな70代。若者が来ない」

 

後継者不足には様々な理由があるので、このブログには書ききれませんが、

担い手が減っている、という事実だけは確か。

 

MITUは会社として組織されているため、よく「これからどんどん規模拡大して、大きな仕事をしてください」と言われます。

 

でも、正直なところ、今、私の中では一定の規模までと決めています。

 

農家の後継者不足だけではなく、日本市場の労働人口が減っている今。

MITUとして大型機械を導入して規模をどんどん拡大することにメリットはあるのか。

 

それよりかは、自分たちや周囲の人たちが楽しく働ける環境、幸せになれる環境を作っていくことが翻って魅力的な農業として第三者にも伝わるのではないか。

 

大規模化、効率化だけではない、営みとしての農業。

 

それを突き詰めていこうと再認識する機会をいただきました。